2006年01月21日

Xenによる仮想マシンの導入 - ゲストOSのインストール

今回はゲストOSのインストールと動作させるところまでを述べたい。前回の「ホストOSのインストール」の作業が前提となるので、そちらを先に読んでいただきたい。

残しておいた領域の /dev/hda5 に、ゲストOSをインストールする。こちらは前回と違い、実際の用途で使用するし、できればこれを元にゲストOSのイメージをいくつも作りたいので、パッケージをきちんと取捨選択しつつ、完璧な環境を構築しよう。

インストールプロセスにおける注意点としては、

  • スワップ領域はとりあえずホストOSと共有する(新たに確保はしない)
  • ブートローダーのインストールはしない
  • ホスト名やIPアドレスはゲストOS独自のものをきちんと設定する

などだろうか。また、必要のないサービスを削ぎ落とす方法などは、ホストOSのインストール時と同様に行なえる。

インストール後、Xenの動作に必要な追加パッケージをインストールする。

# rpm -ivh bridge-utils-1.0.4-6.i386.rpm sysfsutils-1.2.0-4.i386.rpm 
python-twisted-1.3.0-4.i386.rpm SDL-1.2.8-3.2.i386.rpm (実際には一行)

以上が済んだら、ホストOSで起動。ゲストOSがインストールされたパーティションをマウントし、作業できるようにする。

mount -t ext3 /dev/hda5 /mnt

カーネルは、/boot にインストールした「kernel-xenU-2.6.12」を使う。そのため、そのカーネルにあったモジュールファイルをゲストOS側にコピーする。

# cp -a /lib/modules/2.6.12-1.1454_FC4xenU /mnt/lib/modules/.

必要なデバイスファイルがないと動作に支障が出たり、コンソールからの操作ができなくなるので、念のためデバイスファイル群もコピーしておく。

cp -ar /dev/* /mnt/dev/.

また、ゲストOS側のfstabも編集しておく必要がある。マウントする領域が、デバイス名ではなくラベル名になっている箇所があったら直しておく。

LABEL=/1
  ↓
/dev/hda5

ホストOS同様ゲストOS側のTLSライブラリも利用できないようにしておく。

mv /mnt/lib/tls /mnt/lib/tls.disabled

ゲストOS側でやることは以上である。次回はいよいよXenの設定を行い、実際にゲストOSを起動する方法を述べたい。

Posted by e-ueda at 2006年01月21日 23:19