先日「Mondo Rescue ― システムを丸ごとバックアップ」にて、実際にバックアップ作業を行なった事を書いた。今回、別マシンにて再度バックアップ作業を行ない、そのCDで見事、寸分違わぬ復元ができたので、その報告をしたい。
今回バックアップするマシンはDesktop用途で使用しているもので、Gnomeが入っており、ファイルシステムもReiserFSである。また実験のため、Apacheなどいくつかのサーバーアプリも稼働している。そんなマシンを下記のようにバックアップしてみた。
# mkdir /var/mondo # mkdir /var/mondo/iso # mondoarchive -O -i -L -d /var/mondo/iso -E /var/mondo/iso -l LILO -f /dev/hda -k FAILSAFE -s 640m -F (実際には一行)
見ての通り、/var/mondo/iso ディレクトリを作成し、そこにマシン全体のバックアップイメージを作成する。バックアップ対象としては /var/mondo/iso を外す。
# ls /var/mondo/iso 1.iso 2.iso
1.iso と 2.iso という形でマシン全体のバックアップが取れているのが分かる。次に、このisoイメージをCDに焼く。
# cdrecord -v speed=4 dev=0,0,0 -data 1.iso
すべてのイメージを正常にCDに焼き終って、早速リストア作業をしてみた。一枚目のCDを入れて再起動をかけた。
CDブートさせると、まずは起動メニューが表示される。デフォルトの Interactive を選んでだ。環境によってはLILO:プロンプトしか出ないかもしれないが、その場合は Interactive と入力しよう。するとCD内のカーネルを読み込んで起動プロセスが進む。メニューが出るのを待つが、これが思ったより長い。数分の時間がかかるが、辛抱して待つ。するといきなり、
Partition List
と題する一覧が出てくる。(画面のキャプチャーが取れなくて申し訳ない・・・) これはほとんど /etc/fstab そのものだ。この画面でパーティションサイズやラベルなどを編集できる。
【注意】この動きはほかのディストリビューションのMondoとは違う。たいていは復旧モードをあらためて示すメニュー画面が表示されるようだ。 Debianパッケージ特有のフローだが、Interactiveを指定した以上、その先であらためて復旧モードを指定するのは二度手間なので、 Debianパッケージの方が合理的といえるだろう。
e-ueda は元通りリストアすることを望むので、編集画面右下のOKを押し先に進んだ。次の画面は
Fromatting Partitions
だ。ハードディスクをフォーマットする。すると次は
Mounting Partitions
と来る。フォーマットしたそれぞれのパーティションに対応したCD内のディレクトリをマウントし、データコピーの準備をするようだ。次に進めると、
Alert Do you want me to restore all of your data?
と聞かれるので、Yes を押す。
Restoring From archives
の画面でリストアの進捗状況が表示されながら進んでいく。途中で
Alert Please insert CD #2 and pres Enter
と、2枚目のCDを求められるので、指示通りにする。データの復元が終わると、
Alert Initialize the boot loader?
Alert Did you change the mountlist?
と立て続けに聞いてくる。e-ueda はここで両方の質問にYesと答えたが、その後viっぽい編集画面で/etc/lilo.conf と /etc/fstab が開かれて編集状態になった。ここは編集が必要なければNoでよいだろう。
ちなみに、Yesを押してしまうと、
Alert
you will now edit fstab and lilo.conf, to make
sure they match your new mountlist.
OK
と表示され、vi の編集画面に入る。ZZと終了コマンドを打ち、編集画面を終わらせると、
Alert Label your ext2 and ext3 partitions if necessary?
と聞かれ、反射的にYesを押してしまった。ReiserFS なので、意味がないもしくは有害な選択だったかと不安になったが、けっきょくはなんともなかった。
以上でエラーも表示されず無事にリストア作業が終了した。画面のメッセージ下方に
・ (中略) ・ Mondo-restore is exiting (retval=0) Restore log copied to /tmp/mondo-restore.log on your hard disk
と出ていればOKだ。念のため、ログファイル /tmp/mondo-restore.log を確認してみる。
途中、Formatting /dev/hda8 as reiserfs ...OK などと記録されており、 うまくいっている様子がわかる。
あとはCDを取り出し、 Ctrl + Alt + Del で再起動をかける。何事もなかったかの如く、健全なシステムが元通り起動してきた。(ちょっと感動)今回、以上のような作業で完全なリストアを行なうことができ、信頼性の高さを実感できたので、次回リストアを行なうとすれば、LILOのブートメニューで nuke モードを選んで(もしくはLILO:プロンプトでnukeと入力して)、全自動でやってしまおうと思う。皆さんも試してみてはいかがだろうか。
Posted by e-ueda at 2004年04月22日 18:23